青の言葉(21)
□そこにあるもの
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そこには冬の匂いがあって、
そこには少し眩しくて悲しい記憶があって、
冷たい風が嫌いで少し好きで、
独りが性に合ってるなって思ってみたりして、
なんだか切なくなって笑ってみたり、
答えを出したくないから逃げ道を作ってみたりしてて、
それでも前を見てなくちゃいけないから好きでいて、
大切にされたなって思いながら大切にしてて、
とか言いながら無償だったりしてて、
人に笑われながら人を愛してて、
もうダメだって思いながら強気で笑ってみたり、
自分の吐く白い息に見とれてみたり、
透き通った空で元気出て感動したりしてる。
お前がいるこの世界が大好きで、
辛いのに笑える自分が大嫌いで、
それでも幸せにしてやりたいって自信を持って言える
オレとお前が大好き。