謎解し編

□第九章 運命
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「魅音…覚悟はいい?」


魅「ちょっと…ちょっと待って京平…なんでおじさんのラジコン飛行機使うのさ…」

「安全のためだよ?」


僕らは今谷河内(やごうち)…ようするに現場の近くにいる

ここにくるまで一応僕の感覚の及ぶ範囲に人間の気配は無かった


魅「カメラ…取り付けるの?」

魅音がそう言って僕に見せたのはかなり立派なラジコン飛行機だった



本音を言えば…この時代にしては立派すぎ

園崎家の財力の一端を垣間見てる気がした

「違うよ魅音…その採石場の上空に飛ばすんだ」


魅「?」

そう…今回は谷河内が危険であると理解するだけでいい


なにも正体を暴こうなんて僕は思ってないしね


「さあ魅音!もう夕方だよ!暗くなったら意味無いんだから」


魅「う〜…京平〜 もしかしておじさんを選んだ理由って危ないからじゃなくて…ラジコン飛行機を持っていそうだから?」



「今更気づいたの?」


顔を落とす魅音

相当ショックらしい…


でも一応もしものことがあるといけないから日本刀は持ってきたけどね



そういえば…圭一達はうまくやれたのかな
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