Lies and Truth


□Truth-30
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「良いんじゃねェの?色々と経験豊富になれるぜ」


「………嫌味かコノヤロー」



これ以上経験したって

なにが、良いんだか


その場限りの関係に

また溺れて

そんな浮わついた私を

私自身を

また嫌いになるだけ







「ありがとうございましたー」



ファミレスを出て帰り道

最近は呼吸も楽だなあ

安心できるからかな



「……さっきのさ、ホントに行っても良いの?」


「………好きにすれば?」


「……束縛しないの?」


「…してほしいの?」



ダルそうな目線が

なんでこんなに

かっこいいの



「………どっちでも…///」


「まあぶっちゃけ奴とかのとこ行かれるよりアイツの方が安心だよね」


「……行かないから」



奴だのアイツだの

ちゃんと名前言えば良いのに

誰のこと言ってんのか

全然分かんないよ


巻いてもらった包帯も

きっと貴方の優しさなんだな

甘えてばっかでごめんね





ああ、悪い癖だ


貴方の傍に居れば居る程

今度は神威に会いたくて仕方ない


最低だな、私

誰か、叱って



もう泣くこともできないくらい

誰か

私に絶望を与えて

この腐った根性

打ちのめして
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