*短編*


□恋から愛を
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「さようなら」



“恋愛感情”

なんか二人の間には

とっくに消えていた事実


それに気づかないふりも

出来なくなったくらい



二人の関係は修復不可能





「好きにすれば?」



予想通りの受け答えありがとう

じゃあ好きにさせてもらうから





「なーんて、俺が言うとでも
思った?

居て貰わなきゃ困るんだよ、色々
俺は別に困らねェけど?
ほら、新八と神楽と定晴がよ…」


「何ツンデレ発動してんの」


「してねェし!!!」


「はいはいそうですね…じゃ、」


「オイオイ待てって!!
ったく…めんどくせーな…」


はぁ、と銀時が溜め息をついた



「何が嫌?」


「な…何って……」



恋人になれたのに

全く進展しない事



「私の事、愛してる?」


「はぁ?」


「好き、じゃ嫌なの
愛してほしいの」


「仕方ねェな、」



視線が交差して

ゆっくりと口を開く





「愛してる」
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