短編

□純血の鬼
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あれれ?


どこに、行ったんだろ?


『・・・おっ、天霧さーん(^Д^)』


「?南奈さん。どうしました?」

『千景様が居ないんですー!そろそろご飯なのに・・・』

「新選組のところにでも行っているのでしょう。」

新選組・・・

雪村千鶴っていう東の鬼で最も濃い血の女鬼。

千景様は、その子に自分の子を産ませようと、新選組にちょっかいだしている。

まあ、新選組に行く理由は、他にもあるのだろうけど・・・

私としては決していい気分ではない。

大好きな人が、他の女と子作りをするなんて・・・

辛い・・・

でも、所詮は、家臣。

千景様にそういう事を望む事自体が間違い。

早く、この想いを断ち切らなきゃいけないのに・・・

時々思うんだ

もし、私が純血の鬼だったら・・・って

考えたって仕方ないのに・・・

「南奈さん?」


『・・・へっ?あ・・・そうですかあ。また口説きに行ったんですね(・∀・)ニヤニヤ
じゃあ、先にご飯食べましょうか?』


「・・・そうですね。」


『匡ー!ご飯たべよー!』


「風間の奴待たなくていいのかよ??」


『千景様は新選組に行ってるそうだから。』


「ふぅん・・・じゃあ食うか。」

『(*p゚ェ゚q)ゥン』
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