短編

□休息
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「一さん??」

「はあ・・・。」

何故か彼はため息を大きく漏らし

私の腕を無理矢理引っ張って

引きっぱなしの布団へと寝かせた。

( ´ω`)・;'.、ブッ

え?まじで何?

「そうか、一君は一人で寝るのが心細いんだな。
そして、部下である私を呼びつけて一緒に寝てくれ
という魂胆か。
まったく一君はうさぎさんだなあ♪」


「南奈・・・それが上官に対する言葉が・・・。」

またもや彼はため息をつく。

「あんた、最近寝てないだろう。
巡察か書類の片付け・・・
まともに休めても無いだろう。
今日は此処で寝ろ。
俺も此処で書類整理する。」

あぁ・・・なんだバレてたのか・・・。

まったくこの人は鋭いなぁ。

隠し事なんか出来ないじゃんか。

「いやいやっ、これから自分の部屋で寝るところだったのですよ!なので・・・「此処で寝ろ。」・・・うう・・・。」

「部屋に返しても、すぐ書類の片付けをするんだろう。少しは休め。」

むー。

バレバレだな私の行動。

こんちきしょー一さんのくせに・・・。

「わかりましたよーだ。夢で一さんなんか斬ってやるんだからっ。」

そう吐き捨て、布団を被った。

「ああ、好きなだけ斬れ。」

そう言って彼は私のおでこに口付けを落として書類の片付けに戻った。

もう・・・

こんなんで寝れるかっていうの・・・。

と思いつつも、やはり身体は疲れているのか

うとうと・・・としてきて

私は幸せを抱きしめながら

眠りについた。

一さん、私が頑張れるのは

貴方がいるからなんですよ。
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