薄桜学園生徒会☆

□薄桜学園生徒会☆4月 A
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「・・・俺も裏方に・・・」

歳君が珍しく裏方に回ろうとする。


ふふっ

言うと思った!


でも・・・


「だーめ♪歳君は副会長として挨拶してもらうんだから。」


そう簡単には思い通りにいかせないよ?

そっちの方が面白いし♪

むっと眉間に皺を寄せる歳君。

怒らない怒らない♪


「副会長の挨拶なら、斎藤に任せればいいだろう。」


むっ。そう来るか。


じーっと一君に密かに視線を送る。

それに気づいたのか、一君ははあ・・・と小さく溜息をつき

ずっと閉じていた口を開いた。


「すいません、土方さん。俺は今回司会をやらせていただくので。」


「なっ!?・・・わかったよ・・・」


残念そうに項垂れる歳君。

一君はそんな歳君を見て申し訳なさそうな顔をする。

うん、楽しい。←


「で、開会の言葉が終わって、担任の先生の発表+校長の挨拶。
まあ、40分くらいね・・・
んで、会長の私と副会長の歳君の挨拶。
それから、新入生代表の子から挨拶して、校歌歌って
終了。
でいいかしら?」


「ん・・・って事は何だ?今回表立つのは司会の斎藤と会長と副会長の土方さんだけって事か。」

新八っつぁんが確認するように尋ねてくる。


「そうね・・・できることなら全員から挨拶・・・とも考えたんだけど流石にそこまで時間はとれないし、
演説会でもないんだから無理かなって・・・
ごめんなさいね。」


全員で表立つ事が出来ず、ペコッと頭を下げれば
新八っつぁんは困ったように苦笑する。


「あ、でもそれぞれ仕事が無い時は生徒会用の椅子に座っててね。
えと・・・だから整理すると
平助と千鶴ちゃんは当日の教科書やプリント配布について。
私と歳君は挨拶。
一君は司会。
その他は・・・ってあああああああ。」


「「!?」」

急に大声を上げる私に驚く役員達。


「(;´・ω・`)ゞごめんなさい
歳君いじりが楽しくて忘れちゃってたよ!
開会の言葉と閉会の言葉!
誰がやるっ!?」

危ない危ない・・・

ボケてるよ私。

しっかりしないと!
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