薄桜学園生徒会☆

□薄桜学園生徒会☆4月 B
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―薄桜学園入学式当日―


おー

いよいよ当日なのです!

今日はちゃんと全員出席。

よかったよかった。



役員全員が持ち場に着き、静まり返る体育館。


そして、静かにゆっくりとドアが開き


新入生が入場してくる。


あらかわいい♪


順々とパイプ椅子へと腰を落とす。


全員が座ったのを確認すると、視界の一君が進行する。



「開会の言葉」



うお〜。


流石一君。


厳粛な雰囲気を保った口調や声音。


尊敬するよ〜



「只今より、第24回私立薄桜学園入学式始める。」



うお、ちー様偉そう!



開会の言葉を述べて、ちー様は席に着く。



それから校長の挨拶やらPTA会長の挨拶やら担任の発表やら・・・と予定通りに進み


私と歳君の挨拶が回ってくる。



「生徒会副会長挨拶」



その言葉と共に、歳君は舞台へ立つ。



「薄桜学園生徒会副会長の3年B組土方歳三だ。
うちの学校は他の学校と比べ新しい。
だからといって、伝統がないわけじゃない。
うちの学校の伝統は【自由な信念】だ。
何だっていい、自分の信る事を最後まで貫け。
結果は必ずついてくる。
自分は自分をぜってぇ裏切らねぇ。
この学校で、色んな事を知り、色んなものろ見て、
成長し、大切な何かを信じ抜いてくれ。
以上だ。」


短く挨拶を済ます歳君。


だけど迫力や威圧感があり、全員がその姿に釘付けになっていた。


うん。


とっても歳君らしい言葉だと思う。


荒々しいけど、そこには確かな思いが在るの・・・。


あ、千鶴なんて顔真っ赤だし!

あとでからかおう♪
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