薄桜学園生徒会☆
□ 薄桜学園生徒会☆4月 B
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入学式も、もう目前・・・
という今日この頃
薄桜学園生徒会にて事件が起こりました。
いえ、別にそうたいしたことでもないのですが
忙しいこの時期には、つらーい事件でした。
「左之君と新ぱっつぁんが風邪で寝込んでるっ!?」
珍しい!
馬鹿ではないから風邪は引くだろうけど・・・
あのいつも元気な二人が体調悪いだなんて・・・煤i´д`)
「ああ。」
ふーっと困ったように返事をする歳君。
左之君が休んでるのは一応知ってたけどさ、同じクラスだし・・・
でも新ぱっつぁんまでもがかぁ。
しかも、二人とも同じ役割か
まあ、私がやればいいか・・・
「そう・・・開閉会の言葉や挨拶練習は家での自主練。
当日にしか仕事が無い者は帰ってよし。
って事で今日は特にやる事もないし解散!
しっかり練習してくるのよ☆」
そう告げれば皆嬉しそうに生徒会室を出て行く。
・・・が、一人は違った。
「南奈ちゃん?帰らないの?」
む・・・
鋭いなぁ。
「帰るよ勿論w職員室に用があるし、それ済んだら帰る!」
適当に誤魔化す。
そんな私を見てふぅん?と妖しく目を光らせて彼は帰っていった。
誰も居ない生徒会室
青く澄み渡った空
優しく照らす太陽
「今日もいい天気だなー」
さてと、頑張ろうかな。
仕事仕事♪
とりあえず、新入生に配布するプリント類(5種類程)を
職員室まで早足で取りに行った。
流石に5種類のプリント3クラス分・・・
「重い・・・」
何と生徒会室は最上階の4階。
階段きつ!
エレベーターとかつけてくれないのかなぁ。
なーんて無理な我儘を心に浮かべながら慎重に階段を
一段・・・一段・・・と上る。
やっぱ半分に分けて二階往復すればよかったのかなぁ?
「はぁ・・・」と溜息を漏らしたその時
急に両手にかかっていた重力が半分以下となる。
「え??」