薄桜学園生徒会☆
□薄桜学園生徒会☆4月 A
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皆が集まったところで今日の本題へと入る。
議題をホワイトボードにマーカーできゅっきゅっと音を鳴らして書く。
静粛な生徒会室
・・・のはず。
【第24回薄桜学園入学式】
「もう24回目なのかぁ」
ふぅーんと詰まらなさそうに総司が呟く。
ウチの学校は結構綺麗で施設も整っているし
そこまで古い学校でもないけど
もう24回目なのよね。
一昨年は私たちが迎えられたけど
今年は違う!
ま、去年も私や一君や歳君はやったけど。
千鶴ちゃんは、まだ2年生だし、自分以外の入学式なんて初めてだ。
ましてや生徒会役員としての参加だし、緊張してるだろうな♪
「皆も知ってのとおり、この学園は生徒会にまかせっきりのフリーダムが学校です。」
「「だね(な)。」」
そう・・・
入学式〜卒業式まで全ての行事は生徒会任せ!
先生達は、私たちの案の合否を決めるだけ。
手抜きよね・・・
まあ、縛られない分楽っちゃ楽だけど・・・
「なので、今年も全ての行事が任されます。
そして!1つめの行事が、これ、入学式よ!」
ばんっとかるーく(?)ホワイトボードを叩く。
そして、人数分印刷されたプリントを皆に配ったて自席に着く。
「日程は今週の金曜日よ。8時10分開会で10時30分〜教室で学活を行い、11時45分ごろ下校よ。」
プリントに目を向けず、淡々と喋る。
日程については全部頭に入ってるもの。
皆、プリントを見つめうんうんとうなずく。
それを確認し、続ける。
「で、私たちに与えられたのは1時間と40分!
とりあえず、今日はその1時間40分をどう使うか決めましょう。」
「りょーかいでーす」
やる気あんのか、総司。
じっと総司を睨む。
僕の視線に気づき、はははと笑う。
「総司、一発殴っていいかしら?」
「どうして?(・ω・ノ)ノ!」
どうして・・・
そんなの・・・