薄桜学園生徒会☆

□薄桜学園生徒会☆4月 A
1ページ/4ページ


皆が集まったところで今日の本題へと入る。


議題をホワイトボードにマーカーできゅっきゅっと音を鳴らして書く。


静粛な生徒会室

・・・のはず。


【第24回薄桜学園入学式】


「もう24回目なのかぁ」


ふぅーんと詰まらなさそうに総司が呟く。

ウチの学校は結構綺麗で施設も整っているし

そこまで古い学校でもないけど

もう24回目なのよね。

一昨年は私たちが迎えられたけど

今年は違う!

ま、去年も私や一君や歳君はやったけど。

千鶴ちゃんは、まだ2年生だし、自分以外の入学式なんて初めてだ。

ましてや生徒会役員としての参加だし、緊張してるだろうな♪


「皆も知ってのとおり、この学園は生徒会にまかせっきりのフリーダムが学校です。」


「「だね(な)。」」


そう・・・

入学式〜卒業式まで全ての行事は生徒会任せ!

先生達は、私たちの案の合否を決めるだけ。

手抜きよね・・・

まあ、縛られない分楽っちゃ楽だけど・・・


「なので、今年も全ての行事が任されます。
そして!1つめの行事が、これ、入学式よ!」


ばんっとかるーく(?)ホワイトボードを叩く。


そして、人数分印刷されたプリントを皆に配ったて自席に着く。


「日程は今週の金曜日よ。8時10分開会で10時30分〜教室で学活を行い、11時45分ごろ下校よ。」


プリントに目を向けず、淡々と喋る。

日程については全部頭に入ってるもの。

皆、プリントを見つめうんうんとうなずく。

それを確認し、続ける。


「で、私たちに与えられたのは1時間と40分!
とりあえず、今日はその1時間40分をどう使うか決めましょう。」


「りょーかいでーす」


やる気あんのか、総司。

じっと総司を睨む。

僕の視線に気づき、はははと笑う。


「総司、一発殴っていいかしら?」


「どうして?(・ω・ノ)ノ!」


どうして・・・


そんなの・・・
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ