薄桜学園生徒会☆

□薄桜学園生徒会☆5月 A
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「うーん・・・んー・・・ううー・・・」


「何唸ってるの南奈ちゃん」


一人で唸り続ける私に呆れたように総司が話しかけてくる

っておい、あんたに呆れられたら私終わりだよ畜生


いやでも、結構本気で困っている

でも総司に話しても意味ないしな

うん、だって無能だし。


こういうのは一君とかが妥当だと思う


「あー南奈ちゃんの考えが手に取るように分るよ」


「チッ・・・まああれよー6月って基本的に何も行事ないから生徒会が考えろーっていうあれ」


「あー・・・僕今日は用事あるから帰ろうかな」


ですよねー

本当にどうしよう
6月にやることだから今月中に案出さないとだー

あ、1年生の彼女に何かやりたいこと聞くか


「美兎ちゃん〜なんか、やりたいこととかある?」


私の問いかけに作業の手を止めて一緒に考えてくれる

おお、申し訳ない・・・

そういえば今日まだ千鶴ちゃん来てないなぁ

珍しい

また歳君けしかけようk・・・ゲフンゲフン


「そうですね〜これ!っていうのではないんですけど、男女、学年関係なく楽しみたいですね」


「ほうほう。ありがと、参考にさせてもらうよ」


「はい♪」


んーしっかし、この甘ったるい匂いと声苦手だな・・・
生徒会漆も広いわけではないから匂いが充満して頭いたーい


うーん

あ、バスケ大会とかだったら結構女子も男子も・・・

でも、体育が苦手な子は参加できなくなっちゃうか・・・

どうしようかなぁ

もういっそアンケートとるか?

それが一番希望を反映できるかな〜


まあ、優勝者にうちの男性陣の生写真をプレゼントってすれば女子はつかめるな・・・


ゴンッ


ボトッ

「いたっ!!」


ちょ、何、

おま、ちょ、おま・・・


何で私の足元に広辞苑が転がってるんだ

てか本当痛いよ

ねえ、これ私のデリケートな頭にあたったの!?

ってあれ、私壊れてる?いや気のせいだよ


「・・・歳君」


どうやら私のデリケートな頭に広辞苑をぶつけやがったのは副会長の彼らしい

額に青筋浮かんでるよー


「すまねえな。何故か殺気がわいた」


「えええ!!」


私の考え筒抜けですかもしかして・・・


怖いよー千鶴ちゃん早く来て助けてくれ!!


と思っているとまさにグッドタイミング

ガラガラガラと音を立てて生徒会室のドアが開かれた


「遅くなりましt「千鶴ちゃーん!歳君が苛めるよー!!」


千鶴ちゃんが生徒会室に足を踏み入れると同時に私は彼女に飛びつき後ろに隠れた


「わっ・・・大丈夫ですか?あ、すごいたんこぶ・・・」


えっ、たんこぶ出来てるの?

ショックだ・・・!!恥ずかしくて外出れないよ〜


「歳君が私の頭に広辞苑投げたんだよ!」


「え、広辞苑?うわぁ・・・」


千鶴ちゃん青ざめてるよ
歳君ちょっと焦り気味

ほんとこの二人そろうと楽しいな〜


っと、あれ・・・?


「千鶴ちゃん、上履きは?」


「あ、無くしてしまったみたいで・・・」


学校においてあるのに無くしたって・・・


まさか、ね・・・


歳君に目をやると彼も少なからず思うことがあるようだった。


「じゃあ私のかしてあげるよ」


「え、悪いですそんな」


「断るの?そう、じゃあ千鶴ちゃんの仕事倍にしようk・・・「喜んでお借りします!」よろしい。」



「「「(ぜ、絶対王政だ・・・!!)」」」



  
 

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