薄桜鬼

□初めて唇で「すき」をなぞったとき
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 設定
  ・斉藤×祥
  ・名前は祥で固定
  ・甘々
  ・春本ネタ
  ・タイトルは『Empty flow-ソラノナガレ-』様より








『ナンデスカナコレハ……』




なんでしょう。


本当になんだろう。


てか、なんでみつけちゃったんだ私!!


部屋あさってないのに、
なんで見つけれたの私!!


意外とそういうの見つけるの得意かも私。




(一君も、
男の人なんだね。)




ハァとため息一つ。














■■■
■■



その時、
斉藤一は2、3日間の任務を終え、
久々に屯所に帰って来たところだった。




(なぜか祥の姿が見えぬ……。)




目線で探すも、
いない。


いつもなら出迎えてくれるのに。


そのまま、
副長の部屋に行き、
任務の報告をする。




そして部屋から出た時、
ちょうど平助に会った。




「あっ、一君。
お帰り。」

「あぁ、平助、
祥はどこにいるか知らないか??」

「祥なら一君の部屋に行くっつてたぜ。」

「そうか。」




俺の部屋とは盲点だった。


急ぎ足で俺の部屋に向かう。




ガラッ

「祥。」




部屋に入るが、
祥はいなかった。




(いない……。
もう戻ってしまったのだろうか??)




だが、祥のいた形跡はある。


畳の暖かさ。


そして、
書棚の本が少し出ている。




(……??)





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