ガゼット

□過去拍手お礼文1
2ページ/2ページ

帰り道 〜流鬼〜

流「あっつ!!」
「しょうがないじゃん夏なんだし。」
流「夏でも何でも暑いんだよ!!」

私の大好きな人はすぐに我儘を言う。

さすがB型。

流「なぁーアイス買ってぇー」
「嫌だよ。自分で買って。」
流「金ねぇーもん。」
「”もん”とか言っても可愛くない。」

アイス買うお金ぐらいあるだろうに。

何で私はこんなやつが好きなんだろうか・・・

時々本気でそう思う。

流「あー・・・しゃぁーね。家帰るか。ホラ行くぞ。」

不意に差し出された流鬼の手。

私はそっと重ねる。

すると流鬼は『小っせぇーな』って言って笑う。

その顔を見ると、あぁ・・・やっぱり好きだなぁーって思う。

好きでいるのに理由なんて無い。そう思えるんだ・・・流鬼と居ると。

「ね?」
流「何がだよ。」
「別に只流鬼が好きって思っただけ。」
流「何だそれ。俺もお前のこと好きだよ。」

そういって少し恥ずかしそうにする流鬼があまりにも可愛いから今日だけ特別。

「コンビによって帰ろうか?」
流「なんで!?別にいいけど・・・」
「ふふふ」(笑顔)

大好きな彼との帰り道。

少し寄り道をしてアイスを片手に帰った。

end.
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ