ショタ注意。














「お、おにいちゃん…だれ?」
「〜〜〜〜っ!」



綱吉君が小学生なりました☆




(やばい、これはマズイ…!)

どうしていきなりこんなことになったのかは解らない。
解らないけれども、たぶん小学校低学年位になってしまった綱吉の異常な可愛さだけは理解出来る。
膝に乗せていた小さな14才の綱吉が更に小さな姿になり、白蘭は今激しい胸の高鳴りに襲われていた。

「う…ここ、どこ…?」

まだ舌っ足らずな愛らしい声。
お餅のように真っ白でぷにぷにしている柔らかそうな頬。
自分を見上げてくる、涙で潤んだクリクリの可愛い目。
ぎゅう、とシャツの裾を小さなお手手で掴まれて、白蘭は息が止まるかと思った。
己のあまりの鼓動の激しさに。

(死んじゃう…綱吉君が可愛すぎて僕死んじゃうかもしれない!)

死因:綱吉の可愛さになる訳にはいかない!いやむしろ本望だけどなんて考えながら、とりあえず深呼吸をして自分を落ち着かせる。
けれど、おにいちゃんだいじょうぶ?なんてまた可愛い声で首を傾げられたらすぐに大丈夫じゃなくなる。
落ち着く気配なくはぁはぁと息を荒げながら、白蘭はとりあえず綱吉を安心させるために持てる限りの満面の笑みを作ってみせた。

「お兄ちゃんの名前は、びゃくらんって言うんだよ?」
「びゃ、くらん…?」
「そ、そうっ!びゃくらんお兄ちゃんは悪い人じゃないから大丈夫だよ!」
「ぼ、ぼく…あ!オレはっ、さわだつなよし!です…」

やっぱり悪いお兄ちゃんになっちゃうなこれは!と白蘭はまた高鳴る鼓動に胸を押さえた。
可愛い声に自分の名を呼ばれたことも、悪い人じゃないと言われて安心した笑顔も、覚えたてらしい一人称にわざわざ言い直して誇らしげな表情も、でも結局最後は自信なさげになっちゃうところも。
もう全てが愛らしすぎて。
こんなもの自制と自重を知らない白蘭にとってはただの素晴らしい餌だった。

「お、おにいちゃん!ズボンのしたになにかいるよ!いまうごいた!」

自分に正直な白蘭は、その股間も正直だった。
綱吉の愛らしさに我慢できずにそこはすぐ暴発して。
膝に乗せていた綱吉の足をグイグイと押し上げていたのだ。
それを理解出来ない綱吉がびっくりして、白蘭の首にしがみついてくる。
温かな体温に、子供の柔らかさ。
更に白蘭が暴走する。

「大丈夫だよ?…お兄ちゃん、可愛いペットを飼ってるんだ♪」
「ペット?」

誰も触れたことのないであろう綱吉の唇にさっさと貪り付いてやりたい訳だが、それはまだ早い。
楽しみをあとに残して、白蘭は己の熱を取り出した。
ここまで来たら、もう誰にも白蘭を止められないのだ。
露にされた大きく天を仰ぐそのグロテスクなものに、綱吉は小さな叫び声をあげてまた白蘭にしがみついた。

「こわいよ!なにそれっ!」

大人の男の限界まで勃起したものなど、勿論目にしたことなどある訳がなく。
それがあれなのだと理解出来ない綱吉には、ペットどころかエイリアンにでも見えているのだろう。
今にも泣き出しそうな気配である。
サディストの気がある白蘭にとっては、むしろご褒美にしかならない訳だが。

「怖くなんかないよ。ツナちゃん、ほらよく見てごらん?」

何だか楽しくてたまらなくて、白蘭は綱吉に見つめさせながらそれをクイクイと自分の意思で動かした。
まるでそれが己の意思を持つ生き物であるかのように。
綱吉が恐る恐るそれを凝視する。
見られて感じる趣味なんてなかったはずなのに、この幼い瞳にこんなにも見つめられていることが気持ちよくて、ついつい。
とろ、と先走りが溢れるのを抑え切れなかった。

「お、おにいちゃん!な、なんかでたぁ!」
「ふふ、この子はすーーっごく美味しい蜜を出すんだよ」
「お、おいしいの…?」

恐怖に怯えながらも、綱吉がかなり興味を示していることに気がついて。
白蘭の頭にはもうヒトツのことしか浮かんでいなかった。
このまま綱吉にお口でご奉仕させる、というヒトツのことしか。

「ほら、舐めてごらん?」
「え、でも…」
「大丈夫、ぜーんぜん怖くなんてないよ♪」

意を決した表情をした綱吉が、ゆっくりと白蘭のそれに顔を寄せていく。
伸ばされる、小さくて愛らしい舌先。
白蘭の興奮が、どんどん勢いを増して。
また暴発しそうになった瞬間。




「で?何も解らないオレに何させるつもりだったんだ?…白蘭」
「………あ、れぇ?」



見覚えのある、鋭く強い視線。
大人びた表情。
自分に迫る、成長した体。


「あ、はは…久しぶりだね…ボンゴレデーチモ」


自分の膝にいる彼はまさしく、ボンゴレを継いだ24歳の沢田綱吉であり。

どうしていきなりこんなことになったのかは解らない。
解らないけれども、今自分が生命の危機に立たされていることだけは理解出来る。



「覚悟はいいな?…白蘭」
「いや、あ、あれぇっ!?ぼ、僕の可愛い中学生の綱吉君はそれで結局どこ行っちゃったのさああああ!」



おわる。

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