短編

□上中下
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ピーンポーン

ピンポンピンポンピンポンピピピピピピ

「勧誘お断…」
「御機嫌ようナカジくん」
「お帰りください」

扉を開ければ愛しのアノ子とは真逆の人間がそこに居た。ああ何で開ける前に確認しなかったんだと後悔する気も起きない。確認したところで最終的に開けるしかないのだから。それにしてもタイミングが悪い。

「何の用ですか」
「弟は元気か」
「お帰りください」

この人の弟馬鹿にはいい加減呆れる。そんなにゴクソツが気になるなら監禁でもしとけばいいのに。させないけど。

「そうだ今日は土産も持ってきた」
「話聞けよ」

まさかその手に持ったサイダー500oltのことか。完全に適当に言っただろ。

「冷やしたほうが美味い」
「話聞けってか勝手に入んな」

この暑い中歩いてきたならそりゃあぬるくなってるだろうからな。そうじゃねぇえってタイミング悪いなほんと。つうか何だよこっちみて笑うな何なんだ。

「なんだ事後か」

にやにやにやにや気色悪い。いつもだけど。最悪。

「黙れ変態。これからだ」

こんなこと言ってる自分も最悪、なんてこと思わないけど。

「貴様人のこと言えぬだろ」
「犯されてえか」

犯ってる最中に弦で首でも締めてやろうか。確か捨ててない古いやつがまだあったはず。

「勿論私が射れる方だな」
「犯すつってんだから逆に決まってんだろ」

電波だろこいつ今更だけど。

「ああ愛しの弟が待っている」
「死ねよ」

お前が愛して止まない弟は俺を待ってんだよ。


(そのまま仲良く3P!)


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