06/28の日記

23:21
自分史上で一番大事なこと。
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俺の学校では宗教って授業があって。

今日、宗教で自分史を発表することになった。

前々から決まってたから原稿は書いてあったけど
俺の「俺」という面についての話をしようか、ってとこは最後まで迷っていた。

友達からは
「どうせなら言っちゃいなよ」とか言われていたけど
生憎、そいつとはクラス違って。

それでも最終的に話すことにした。


親の他界のこと
幼稚園、小学校のこと…
どんどん終わりが近付いて来て
俺の声も上擦ってきて。

「胸の成長も、生理が来たことも、死ぬほど嫌だった」

そう言った瞬間、クラスがどよめいた。
何て言われてるかも
奇妙な物を見るような目で見られてることも気付いていたから
目をつむった。

「ぶっちゃけると、自分、男になりたい、つーか、男だと思ってる!」

言い捨てるようにそれだけ言うと
頭を下げて席に戻った。

先生や周りの反応なんて気にしてられなかった。

授業が終わって
もともと知ってた奴らは
「よく言った!!」とか褒めてくれた。

知らなかった子も
「祐輝って男なんだね〜」って言ってくれた。

ただ、目だけで励ましてくれる子もいた。

後から聞いた話、隣のクラスで俺のスピーチのことを言い触らした奴がいて。

そいつは
「所詮カッコつけたいだけだよ」とか言ったらしくて
マジムカついた。

自分のプライドを守る為じゃなくて
世界中の同じ境遇の人に土下座しろ、ってリアルに思ってた。


まぁ…なんか、進歩出来たかな、って。

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