拍手&企画(銀魂)


□銀→沖→桂→神
1ページ/4ページ




〜坂田銀時〜




「あっちーな」

『ほんとあっちー』

「コラ!女の子がそんなガサツな言い方しちゃいけません!」

『黙れ腐れ白髪天パ』

「俺なにかした?好きで天パになったわけじゃないんですけど。てゆーか白髪じゃなくて銀髪なんですけど」






ちょっぴり反抗的な俺の彼女(…だよな?)は、鬱陶しそうに長い黒髪を束ね始めた。






『暑いとイライラする』

「だからって彼氏に当たんなよ」

『何言ってんの。もとはと言えば銀時が扇風機壊すからでしょ』






ごもっとも。そこは流石に反論出来ない。


やっぱりプールとか海とか連れて行くべきだよな―…って、扇風機買う金もねェのにそれは無理だ。






「…………」






すっげー今更だけどマジでコイツに迷惑掛けてるよな。扇風機も買えねェ男って。どんだけマダオなんだよオイ。






「…悪ィな」






うねる銀髪をがしがしと掻きながら、俺は素直に謝罪する。






『…………』






そんな俺に対し、彼女は数秒黙って言った。






『ばっかみたい』






そしてあれほど暑い暑いと言っていたのに、自ら俺に抱きついてきた。






『あたしは銀時と一緒に居れるだけでいいの!』






真夏のツンデレラ


(溶けちまうぜマイハニー!)
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ