拍手&企画(銀魂)
□銀→沖→桂→神
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〜坂田銀時〜
「あっちーな」
『ほんとあっちー』
「コラ!女の子がそんなガサツな言い方しちゃいけません!」
『黙れ腐れ白髪天パ』
「俺なにかした?好きで天パになったわけじゃないんですけど。てゆーか白髪じゃなくて銀髪なんですけど」
ちょっぴり反抗的な俺の彼女(…だよな?)は、鬱陶しそうに長い黒髪を束ね始めた。
『暑いとイライラする』
「だからって彼氏に当たんなよ」
『何言ってんの。もとはと言えば銀時が扇風機壊すからでしょ』
ごもっとも。そこは流石に反論出来ない。
やっぱりプールとか海とか連れて行くべきだよな―…って、扇風機買う金もねェのにそれは無理だ。
「…………」
すっげー今更だけどマジでコイツに迷惑掛けてるよな。扇風機も買えねェ男って。どんだけマダオなんだよオイ。
「…悪ィな」
うねる銀髪をがしがしと掻きながら、俺は素直に謝罪する。
『…………』
そんな俺に対し、彼女は数秒黙って言った。
『ばっかみたい』
そしてあれほど暑い暑いと言っていたのに、自ら俺に抱きついてきた。
『あたしは銀時と一緒に居れるだけでいいの!』
真夏のツンデレラ
(溶けちまうぜマイハニー!)