Novel
□一人。(グリリン学パロ)
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家に着くと早速制服の上着を脱ぎシャツの袖を巻いて、作業に取り掛かる。
洗濯物を取り込む。
たたむ。
お風呂のお湯を沸かす。
ご飯を洗ってセットする。
今夜の夕飯を作る。
・・・の順で効率良く家事をこなす。
「・・・よしっ!」
本日のメイン、野菜たっぷりのシチューも良い出来だ。
いそいそと熱いシチューを皿によそい、2人分のご飯をテーブルに運びいつもの台詞。
「おい、リン!飯だぞー!!」
いつもならここでバタバタと走りこんできて「わーイ!ご飯ダー!今日もおいしそうだヨー!!」なんてテンションで真っ先に食事に飛びつくのに、返ってきたのは無音。
(・・・・・・あ・・・。)
そうだった。
リンはまだバイトから帰って来ていないんだった。