Novel

□学校。 (グリリン学パロ)
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全く、朝からえらい目にあった。

寝坊したため急いで着替えていたグリードに飛びつき、無理矢理唇を奪おうとするリンを引っぺがすのにかなり時間と体力を用いた。

さらに、「腹減っタ〜」と道端でリンが倒れた時には、もう遅刻だと思った。


が、それでも奇跡的に遅刻ギリギリだった。


「よかったなグリード。遅刻になんなくテ」

HLが終わり、リンが隣のグリードに話かけてきた。

(双子だからって席まで同じなんて、ベタだよな〜)


「人事みたいにいいやがって。もとはといえばお前が時計の設定間違ったのが悪いんだろうが!?」

「まあまあ、そう怒るなヨ〜。悪かったっテ」

(何が「悪かった」だ。
反省してないような顔しやがって。)

「たっく・・・」

(まあ、こんなの今に始まった事じゃないか。)

朝と同じ事を思う。


(本当、リンは昔から変わんねーよな・・・。)
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