二次夢小説 〜バカとテストと召喚獣〜
□デートと朱里とムッツリーニ
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俺と朱里は電車で都会まで来た。
道行く人が一人一人とてもオシャレで朱里の目は奪われていた。
「凄いね〜。皆とてもオシャレだね〜。それに……可愛い子がいっぱい」
朱里はそう言って俺を見る。
「……何故、俺を見る?」
「え〜だって〜、康太簡単に目移りしそうだから」
朱里が信用してない目で俺を見る。
ハッハッハ。俺がそんなことする訳ないだろ。
「……俺はそんなに浮気者じゃない……」
俺は朱里の目を見て言う。
おっ、あっちの女の人美人だな〜。
俺の首は右から左へ動く。
おっ、あっちの人も。
じと〜。
朱里が粘り着くような視線で俺を刺す。
「康太……」
「……はい。すいません……」
右手がつねられている。街中だから声が出せない。俺は必死に声を殺し耐える。
「反省してますか?」
「……はい、物凄く……」
「よろしい。じゃあ、今日は何でも買ってくれるね?」
「……え? それはちょっと……」
ぎゅうぅぅぅぅぅ!!
「……はい。買わせてもらいます」
言葉なき暴力。
俺は……とことん弱いな。