二次夢小説 〜バカとテストと召喚獣〜

□デートと朱里とムッツリーニ
1ページ/4ページ


俺と朱里は電車で都会まで来た。

道行く人が一人一人とてもオシャレで朱里の目は奪われていた。


「凄いね〜。皆とてもオシャレだね〜。それに……可愛い子がいっぱい」

朱里はそう言って俺を見る。


「……何故、俺を見る?」

「え〜だって〜、康太簡単に目移りしそうだから」

朱里が信用してない目で俺を見る。

ハッハッハ。俺がそんなことする訳ないだろ。

「……俺はそんなに浮気者じゃない……」


俺は朱里の目を見て言う。


おっ、あっちの女の人美人だな〜。

俺の首は右から左へ動く。

おっ、あっちの人も。

じと〜。


朱里が粘り着くような視線で俺を刺す。


「康太……」

「……はい。すいません……」


右手がつねられている。街中だから声が出せない。俺は必死に声を殺し耐える。


「反省してますか?」

「……はい、物凄く……」

「よろしい。じゃあ、今日は何でも買ってくれるね?」

「……え? それはちょっと……」

ぎゅうぅぅぅぅぅ!!

「……はい。買わせてもらいます」


言葉なき暴力。

俺は……とことん弱いな。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ