過去拍手小説
□お正月
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「新年、明けましておめでとうございます。今回は原作ヒロインでもあるこの姫路瑞希が司会を取らせて頂きます」
「新年、明けましておめでとうなのじゃ。それにしても姫路よ、張り切っておるのう?」
「はい! それはもう張り切りますよ! 最初からこんなに話せるんですから!」
「それは……良いことなのじゃ」
「ハロハロ〜。瑞希、木下。新年、明けましておめでとう」
「あ、美波ちゃん。明けましておめでとうございます」
「島田ではないか。明けましておめでとうなのじゃ」
「今年もよろしく。それにしても二人とも、着物凄く似合ってるわね〜」
「そんなことないですよ。美波ちゃんもとても似合ってます」
「ふふ。ありがとう瑞希」
「わしは似合うと言われても嬉しくないのじゃ……」
「そんなこと言って、木下はまたアキをたぶらかそうとしてるんじゃないの?」
「本当ですか木下くん!?」
「わ、わしはそんなこと考えておらん!」
「本当に〜?」
「本当にですか〜?」
「ほ、本当じゃ。わしは明久に対する気持ちなどこれっぽっちもないのじゃ」
「木下には気がなくてもアキにはあるのよね」
「そ、それは知らんぞい……。ところで、明久達はまだ来ぬのか?」
「そう言えば遅いわね。全く、女の子を待たせるってどうゆうことかしら」