二次夢小説〜けいおん!!

□第一話
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新入生に関わる学校の行事はほとんど終わり、本格的にクラブやクラブ見学が始まる所だった。

そして放課後。

教室に残ってる人達は帰るのかクラブ見学に行く所だった。

さてと、俺もぼちぼち行くかな。

「澪〜!」

廊下のほうで声がする。

うん。元気があることはいいことだ。

「クラブ見学に行こうぜ!」

「クラブ見学?」

「軽音部だよ、軽音部!」

軽音部? 俺が行こうとしてるクラブじゃないか。

「いや、でも私、文芸部に入るつもりだし」

ぴらっと入部届けを見せている。

じっと見た後。

ビリー―――!

あらら、破いちゃったよ。

「あ―――! 何するんだ律―――!」

「ほら行くぞ、早く早く」

おっと俺も行かなくちゃ。

「ちょっと待ってそこの二人」

「え? あ、はい何ですか?」

俺の呼びかけに反応したのは律と呼ばれていた女の子。

「俺も軽音部に入ろうと思ってるんだ」

「え? 本当!?」

「うん。本当」

「良かったな、律。じゃ、私はこれで」

そのまま澪という女の子は振り返って戻ろうとする。


むんず。と律という女の子が襟を掴む。

「待て澪。クラブ見学してからでも遅くはないだろ?」

「え、ま、まあそうだけど」

「よし、じゃあ行こう!」

そしてそのまま律という女の子は澪という女の子を引っ張って行った。


あれ!? 俺のこと忘れてね!?

まぁ、いいや。とりあえず付いていこう。
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