愛してるから
□約束
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寒い空のした
ただただ、来るかわからない貴方を待ち続ける
ぁ、雪…
今年もここに二人で来たかった
去年の今日に戻ってそのまま時間が止まればいいのに、
『今の俺じゃお前を幸せにできない』
そう言って別れを切り出したしょーくん
─ねえ。俺、しょーくんがいないから未だ幸せになれてないよ
『いつか幸せにできる時がきたら、迎えに行く。
だから、それまで好きでいてくれるなら待ってて下さい。』
しょーくんはそうやって、いつまでも俺を縛り付けるんだ
ねぇ、あれからもうすぐで一年たつよ?
いつ迎えにきてくれるの?
それとも、あきらめた方がいい?
あの日のことを思い出す度、涙がでる
しょーくんは何も悪くなかった
ただ、どんどん仕事をこなすしょーくんに
周りの女の人も放っておくはずもなく、
近寄ってくる影に
しょーくんが遠くにいっちゃうんじゃないかって勝手に不安になって 責めたてた
「いい加減にしてくれよ…っ、」
そういったしょーくんは
いつもの優しいしょーくんじゃなかった
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