◇1st CONTACT …ver.1

□ALABASTA 〜the starry heavens〜
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―…ギ…ギギギィィィィ…―



闇に、耳障りな音が響いた。



「待てよ!…こう暗くちゃ足元も見えねぇ…」



サンジは戸口の脇に掛けてあった古いランプに灯を点けた。


ジジッと灯芯が鈍い音を発て、油の臭いがふうんと鼻を掠める。



「…目が慣れりゃこのぐれぇ見える…」



先に戸口を開けたゾロは狭い灯台の内部を見回した。



「野生動物かテメェは…ほらどけよっ



サンジは戸口から内部をランプで翳した。


石造りの頑強な壁…螺旋に作られた石の階段、鉄柵が所々壊れている…部屋の奥には油樽が置かれ、他には埃を被った麻袋や中身の知れぬ木箱が無造作に置かれている。


床を照らすと降り積もった埃の中に幾つもの足跡があり、階段まで続いている。




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