長編 巫女と死神
□巫女と死神【06】
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『…………ココ何処?』
私が恐る恐る眼を開けると、そこは知らない場所。
「初めまして。山田あかり。」
『?!』
私がそう言うと、後ろから男の人の声。
慌てて振り向くとそこには――――
アノ人。
裏切った・っていう……
………何、で?
「何故、と…そう思っただろう。
話せば長いが、まァ仕方無い。
ギン、紅茶を入れくれるかい?」
「藍染ハンも人使い荒いなァ。しゃーない。」
関西弁の人と話してるけど…確かこの人も…
『…何の目的?』
「…そうだね。まずは君の疑問から潰していこうか。」
『何で私が?関係ないでしょ?』
「…」
目を瞑って、肘をついて、私の疑問を聞いて笑っている。
『…ってか、アンタ何様?』
「…」
『帰してもらえますか?私やり残した事あるんですよ。』
そう。翌々考えたら、あの殺気はなんだったのよ。
そしてどうするのよ。
私は心の中で悪態をついた
「……それだけかい?」
『……』
「…良いだろう。
まず初めに、あかり。
君は巫女だ。浄化する力を持ち、総てを見抜くことが出来る。
ああ…ありがとう。」
話の途中でさっきの銀髪さんが紅茶を入れて持ってきた。
…毒仕込んであったら良いのになぁ。
初対面で呼び捨てとかキモいし…。
ってか…どこかで見たことあると思ったら…
ヨン様????