三色シグナル

□31〜35話
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「真ー!逃げんじゃねェ!!」
「嫌です!」
「いい加減俺と付き合え!!」
「丁重にお断りさせていただきまぁああす!!!」
「それは却下だ」
「Σえ、何で?!」





エース先輩の衝撃的告白の日から早数ヶ月が経ちました。


未だに追い掛けて来るこの人は相当しぶといです。





「じゃあ真俺と付き合えぇええ!!!」
「Σえ、何で!?」
「邪魔すんなルフィ!真は俺のだ!!」
「先に好きになった俺のだ!」
「どっちのでもねぇええ!!!」







*******





「「真知らねェか?!」」
「「「向こうに行った!」」」
「「そうかサンキューな」」





真ー!!!と叫びながら嵐のように去って行った。




「やっと撒けた…皆ありがと」
「お前も大変だな」





あはは…、本当にね。

最近はまた顔に色々塗ったくってる怖い先輩方に絡まれる回数が激増したからね。



エースのことフるとか生意気なのよ!とか言われたしね。


じゃあ何か、あんたらは付き合えっつーのか?




それこそ逆鱗に触れるでしょーに………、馬鹿め。








「つーか麦わらと兄貴さ…」
「ん?」
「全員が別の方向に指差してたのは突っ込まないんだな」
「それは違うよー」
「は?」





突っ込まないんじゃないよ







気付いてないだけ





「「「……………。」」」
「だってルフィとそのお兄さんですもの」
「要するに、馬鹿ってことか」




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