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□番外編
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妹と遊んでいたら急に闇に引きずりこまれた妹と共に
気がつくとそこはいつも過ごしていた場所ではなく見知らぬところ…

それに僕の外見も変わっている…一緒に巻き込まれたらしい妹も

外見が変わっていようと妹はわかる

妹とは双子でいつも一緒に過ごしていたのだから

「この世界に旅行者がいるなんて」

今まさに頭の中に入ってきていた情報と同じ言葉が聞こえた

「うわ〜これってうちのせいか」

「誰?」

意味のわからない事を言っているがとりあえずまだ気を失ってる妹を背に隠しながら聞く

「あー私?氷室祐希。君らと同じトリッパー」

「何でその事知って…」

「トリッパー同士だから、それに私の特力はずば抜けて強いし」

「どこまで知ってるんだ?」

「今の君の名前はセイン…そして双子そんくらい触らさしてくれればもっとわかるけど?」

「いや、いい…じゃあひとつだけ聞くけどお前は敵?」

「……あぁこの世界の情報が入ってきたんか…え〜ととりあえずは敵じゃあないよ、ラグナロクに協力する気はさらさらないし」

「! お前もこの世界の旅行者なのか?」

「違う、私はこの世界のトリッパーじゃないよ…こことはまったく別の世界のトリッパー。生まれは君らのと似ている世界だけど」

「じゃあ何でここにいるの?何でこの世界の事に詳しいの?」

「強いから?」

「本当に?」

「…この世界を作ったのは私だから……まさかこの世界にトリッパーが来るとは思ってなかったし」

「作った?」

「小説として小説の中の世界として」

「じゃあ今すぐ…」

「ごめん、それは出来ない」

「何で?」

「この世界は…この物語は私の、作者の手を離れて自分たちで動きだしているから」

「…」

セインは「何でこんな世界を作ったんだ!!お前のせいで僕たちは!」というような予想してたような事は言わず黙ってしまった

触ってみると「トリップしてしまったのはこの人のせいではないけど…」という事と「これからどうしよう」という事を考えていたからとりあえず

「この世界にずっといる事は出来ないけれども君達がこの世界に慣れるまでこの世界にいるから…よろしく」

と手を差しだしてきたからぼくはとりあえずその手を握り「よろしく」と言っておいた

それが祐希との出会いだった…



おまけ

「いや〜だからさ攻撃やめよう?」

「「やだ(〜)」」

「セインは最初、あんないい子だったのにな…」

「うるさいよ祐希」

「うわっ危なっ!笑いながら短剣振り回すなよ」
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