カヲスな本棚

□高校生1
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《キーンコーン
カーンコーン》

「「…………」」

あと1mというところで、チャイムが鳴り響く。

「最悪だ…」
「白石に毒手されへんかな…いや、されたぁないなあ」


「それは無理なお願いやなぁ?金ちゃん?」

「「!」」
突如後ろから発せられた声に、遠山と越前は汗が止まらない。
「「白石(さん)…」」
「よぅ遅刻してきたなぁ、二人とも?」
「あぁ、あと1mだったが」
「どっちにしろ遅刻したんだ。覚悟はできてんだろうな?アーン?」

そして、跡部や手塚達も校門の中から出き、越前たちの顔がサァッと青くなり、

「すんませんした!」
「すまん…毒手は堪忍や!」

二人共頭を下げ、謝る。が
しかし、
「謝ってすんだら、警察いらんって知っとるやろ、金ちゃん?越前くん?」
白石の言葉に何も言えなくなる二人。何故なら、超絶笑顔の筈なのに後ろには、般若の面が見えるからだ。
《怒ってる!絶対これは怒ってる!》
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