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□ある日、森の中・・・
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「くっ・・・やめろ・・・」
呂布の拒絶をあざ笑うかのように男の動きはよけいに激しくなった。
「つっ、出る・・・はっ、ああぁ」
「やめ、やめろ!」
男は最後に腰を大きく動かしたかとおもうと、呂布に腰を叩きつけ動きを止めた。
男は身体を震わせると、大きく息を吐きながらゆっくりと呂布の中から出て行った。
そして膝を折り曲げた呂布の股を辺りの男たちがいやらしい笑みを浮かべながら覗き見る。
呂布の中から大量の白い液が漏れ出ると、観衆たちに喜びの声がわく。
「おっ、出たぞ」
「またいっぱい出したな」
呂布は薬で思うように動かせない腕で顔を覆った。



ここは名も知らぬ小さな森の中だった。
その中にある広場のようなところに一枚の布がしかれ、その上で呂布は魏軍のものたちに凌辱されていた。
少し前まで呂布は一人で散歩を楽しんでいたのだが、突然現れた兵士たちに捕らえられこのようになっているのであった。
押さえつけられて何か怪しげなものを無理矢理に飲まされた呂布の前には笑みを浮かべた曹操の姿があった。
「鬼神ともあろうものが、油断とはらしくないな」
「曹操っ、殺してやる!」
憎々しげに呂布は歯をむきながらそう叫ぶ。
その様子に曹操はただ面白そうに笑うだけだ。
部下に呂布の服を脱がすように命じながら曹操は呂布に向かって微笑む。
「果たしてその威勢はいつまで持つのやら。最後まで保てたらお前の城に帰してやろう・・・保てなかったら、我が軍に来てもらうぞ」
「今すぐ殺してやるっ!離せ!」
暴れる呂布を尻目に曹操は少し離れた大樹の下に陣取ると酒を手に取った。


そして呂布は10人ほどの男たちに代わる代わる犯されているのだった。
もう何人を受け入れたのかも分からないほどだ。
その後孔からは絶えず注ぎ込まれた精液があふれ出ていた。
呂布自身も何度も射精し、もう透明な液が漏れるのみだ。しかしそれでも小さく震えながら立っているそれが悦を示していた。
そしてまた新たな男の精が呂布の中に注ぎ込まれる。
「うっ・・・止めろ、うくっ」
嬌声交じりの声には理性は欠片しかなく、ただ言葉を繰り返すのみだ。
その様子を酒を飲みながら見ていた曹操が何を思いついたのか杯片手に呂布の前に歩み寄る。
敷布に顔を押さえつけている呂布のあごを掴んで、顔を上げさせるとその瞳を覗き込む。
涙に潤む瞳はただ霧かかったかのように薄く霞んでいた。
後ろに男を受け入れたまま呂布はぼんやりと目の前の人物を眺める。薄く開かれた唇からは唾液と精液が混じったものが流れ出て口元を汚していた。
「どうだ、お前が殺そうとしていた男だぞ」
曹操は呂布の顔を覗き見ながらその顔に手に持った杯の中身をあける。
その冷たさに意識が戻ったのか、おぼろげに焦点があった瞳で目の前の曹操をにらみつけ吠える。
「曹操、殺してやる!必ずこの手で殺してや、くっ、あぁ」
曹操が手だけで後ろにいた男に動くように命じると、その声も途中から喘ぎ声に変わる。
また正気を失いつつある呂布を見下ろしながら曹操は笑みを濃くする。
「・・はあ、やめろ、あっ・・・殺し・・ふあ・・・」
「気持ちいいか?」
「あっ・・・・なに?、や・・・」
曹操が男に命じて今度は動きを止めさせる。
そしてまた敷布に顔を埋めた呂布のあごを掴むと、顔を上げさせる。
「気持ちいいか聞いているんだ。答えろ」
わずかな正気をあわせて呂布は首を横に振る。
それを見た曹操は男に動くように指令を出す。
薬によって神経が過敏になっている呂布はまた敷布に倒れこむと、その悦楽を全身で感じる。
しかしまた曹操の命令でその悦楽は取り上げられる。
今度は呂布自ら顔をあげ、目の前にいる人物を見つめる。その瞳にはただ快楽におぼれる色しかなかった。
曹操はあえて無表情に呂布に一言一言しっかりと命令する。

「気持ち良いと言え」

一度口をわななかせたが、呂布はしっかりと口を閉めると首を横に振った。
その様に曹操は立ち上がると、呂布の頭を蹴り飛ばした。
「ふん、さすがは鬼神ということか」
曹操は手に持った杯を呂布に投げると、元いた場所に戻っていった。
「約束だ。お前は帰してやろう・・・・ただし我が兵が満足するまではいてもらうぞ」
曹操はそれだけ言うと、苛立たしそうに転がっている石を蹴った。
曹操が元の場所に座ると行為を続けるように兵に命じた。
「まったく、可愛げのない男だ」
そう言って酒を一気に飲み干すと、ただ一人宴にも参加せず嬌声を肴に酒を飲み続けた。
その瞳はただじっと乱れる呂布だけを見ていた。

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