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□夜のケーキ屋2
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「―一緒に楽しもうぜ」
そういうと、エドはロイの唇をむさぼるように口付けた。
「ん・・・」
満足そうに吐息を漏らすと、ロイもそれに答えエドの口をむさぼる。
エドは舌でロイの唇をこじ開けて、口内に入り込む。
そしてゆるやかに歯列をなぞる。
ロイは心得たもので、自らも舌を伸ばす。
それに気がついたエドはロイの舌を舌で絡め取った。

ロイが口付けに夢中になっているのをそっと確かめると、左手をロイの下肢に伸ばす。
そしてロイの牡に刺さったままだったサクランボを摘む。
そしてサクランボを抜き差しして、わざと茎が尿道を擦るようにした。
「んん・・・」
エドが頭を上げたので、2人の口は銀の糸を引きながら離れる。
「せっかくきれいに盛り付けてあるから食べなきゃね」
サクランボを抜くと、ぱくりと食べた。

そしてロイに軽くキスを交わすと、その口でロイの牡の先端にキスをする。
丁寧に蜂蜜を舐め取る。
「っあ・・・ふぅ・・あん」
刺激が与えられるたびにロイは甘い吐息を漏らす。
尿道の入り口を舐めながら、根元を縛っていたリボンを解く。
ペニスをのどの置くまでくわえ込み、手で根元と双玉を揉み解す。
「エ・・ディ」
ロイはエドの口の中に熱い液を吐き出した。
エドはそれを飲み込むと、口元を手の甲で拭く。
「やっぱ、大佐のは甘いな」
普段ならここで馬鹿の一言でもあっただろうが、薬でやられた精神ではそれどころではないようだ。

「エディ・・・早くきて」
「大佐の口からそんな言葉が聞けるなんて嬉しいな」
エドはそう言うと、後腔に入れられたままだったバナナを一気に引き抜く。
ロイは思わず身震いをする。
「こんなものをケツの穴に入れられたよがるなんて、大佐も淫乱だな」
バナナをよく見えるようにロイの目の前に掲げる。
ロイは何も言わず、ただ熱っぽい瞳でエドを見つめる。

「バナナのおかわりでも欲しいのか?」
エドがそう意地悪に聞くと、ロイは首を振った。
「エドが・・・欲しい」
あまりにストレートすぎる言葉に、エドは一瞬動きが止まってしまった。
だがすぐに口元に笑みを浮かべると、ロイのアヌスの周りを指先で撫でる。
それだけで真っ赤に熟れたそこは、物欲しげにヒクヒクと動く。
「エディ・・・」
「どこに何が欲しいのか言ってくれたらあげるよ。前に教えたように言ってみな」
にこやかに微笑みながら局部付近を触るが、それ自体にはけして触れようとはしない。
確かな刺激が欲しくてロイは腰を振るが、エドは触ることさえも止めてしまった。

「さあ、言ってみな」
ロイは口を一回閉じると、意を決したようにしておねだりをする。
「エドの・・おちん・・ちんで・・・僕のお尻の穴を・・・かき回して・・・下さい」
恥ずかしかったのか、ロイは頬をわずかに赤く染めるとそっぽを向く。
「OK」
エドはそれだけ言うと、ロイの頬にキスをした。

そしてロイの両足を肩に担ぐ。
すでに硬くなっていた己をロイの後腔の入り口に押し当てる。
それだけでロイは嬉しそうに鳴く。
「―んっ」
エドは小さく声を出すと、一気にロイをつらぬいた。
ロイはようやく与えられたそれに歓喜の涙を流す。

エドはいきなり激しく腰を動かすが、生クリームとバナナで充分に慣らされていたおかげで、ロイのほうに苦痛はないようだ。
エドは深く突いては抜けるギリギリまで腰を引くということを何度と無く繰り返す。
そのたびにロイは甘い悲鳴を上げる。
「え、エド、アッ、は、アアン」
エドはロイの声に答え、さらに動きを激しくする。
2匹の獣がお互いを求め、むさぼりあう音が夜のケーキ屋に響く。

「あぁ・・・イクッ!」
ロイはひときわ高く鳴くと、腰を浮かし果てた。
白濁色の液体が放射線を描き自らの体に降り散るが、それは生クリームと混ざり合いすぐに分からなくなった。
ロイが果てたことにより、アヌスがきつく閉まり、その刺激でエドも絶頂を迎えた。
たちまち暖かいものがロイの体内に注ぎ込まれる。
「はあ」
小さく息を吐くとロイは力を失い、浮かしていた腰を下ろした。
「・・・エディ」
エドは手を伸ばすと、ロイの頬を撫でる。
「よかったか」
エドの問いかけにロイは素直に頷いた。
「エディ・・・・もう一回・・・して」
あまりにかわいすぎる恋人のお願いにエドはしばらく反応できなかった。
「一回なんていわず夜が明けるまで相手してやるよ」

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