FF7

□マテリアハンタ〜参上★
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ウータイ南 裏切りの谷にて

「へへ〜ん、マテリアはいただいたよ★」
そう言うとユフィはマテリア数個とともに消え去った。
そしてポツンと残されたクラウド、ティファ、ヴィンセント。
「大変!すぐ追わなきゃ。ほらクラウド、行くよ」
「・・・・・・・」
しかしクラウドはやる気なさげにユフィの去ったほうを見ている。
「クラウド、どうしたの?マテリアが盗られたのよ」
「んー、なんかやる気がしない・・・」
ぽりぽりと頭をかきながらそうつぶやく。
「だって戦う以外あんまり使わないし、マテリア育てるのも面倒くさくてやってないし、コマンドとかの大切なの残ってるし・・・・」
「でも・・・・」
「それに男なら魔法とかより、やっぱり拳だろ。オレもできることならティファみたいに素手で戦いたいよ」
たまにやる気なさげに剣を引きずって歩いていたのはその為か。
「・・・・・クラウド」
今まで黙っていたヴィンセントが口を開いた。
ティファは安堵の笑みを漏らす。
「ヴィンセントもこの馬鹿に何か言ってやってよ」
「Σバカってひどい」
少しばかりショックを受けるクラウド。
そんなクラウドにヴィンセントは近づくと握手を求める。
「お前は確かに“漢”だ。私もマテリアは正直いらないと思っていた」
「ありがとう」
クラウドは差し出されたその手をとった。
2人はがっちりと熱い握手を交わす。
「あ〜もう馬鹿ばっか。わかったわ、マテリアは私一人で取り戻してくる」
そういってティファはユフィの走り去ったほうへ歩き出した。
「一人じゃ危ないぞ」
握手を交わしていた2人はティファの後を追いかけた。


「死ね!コルネオ」
「なんか、ティファ怒ってない?マテリア盗ったのそんなに悪かったのかな・・・」
助け出されたユフィが怯えながらクラウドに訊ねた。
「さあ?何も知らんな」
その後ろでティファの回し蹴りが決まり、コルネオは落ちてゆく。
「タークスも顔負けだぞ、と」
「私もいつか本当の“漢”になりたいものだ。ティファのようにな・・・・」

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