リクエスト

□愛情表現一時閉鎖
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「…何〜〜〜〜!?(汗)」

「それはオレの持ちネタだ、飛段」


角都は鋭いツッコミを入れる。


「だってキスなしだぜェ!?(汗)」


飛段の予想に反していたものだったが、落雷が食らったような衝撃を受けた。

1日、最低でも4回は角都とのキスを怠ったことはない。

飛段の中では食事と同じなのだ。

角都とのキスを禁じられるならば傀儡にされた方がまだマシだ。


「ちなみに、マスク越しからも角都からキスするのも駄目だ」

「エ…、エッチもダメなのk…」





ゴッ!!





角都の硬化されたコブシが飛段の頭に叩き込まれた。


「当たり前だろ」


うつ伏せに倒れた飛段にサソリは冷たい言葉を投げた。


「大体、おまえらは人前でも構わずイチャイチャイチャイチャしすぎなんだよ(怒)」


サソリの顔は不機嫌そうである。

常日頃、そんな2人がストレスになっていたようだ。


「イチャイチャしているつもりはない。こいつが度を超した愛情表現をしてくるからだ」


自分はそんなつもりはないと否定した。

起き上がった飛段は「なんだよ、そんな言い方ないだろォ」と口を尖らせる。


「ちなみに命令違反をすれば、今月から給料を5倍に上げてもらう。角都に」


それを聞いた角都と飛段はピクリと反応する。

金に興味がない飛段にとっては関係のない話である。


「OK。それなら早速破らせてもらうぜェ♪」


すぐ傍にいる角都に抱きつこうとしたが、暁のサイフ役を任されている角都は右手で目の前の顔面をつかんで阻止する。


「オレが罰ゲームを受けているようだが?」


角都の言葉に、サソリは再び口端を吊り上げて答える。


「おまえも関わっているからな」


飛段は角都の手首を両手でつかみ、自分の顔から外して声を上げた。


「角都、別にいいだろォ。5倍くらい!」

「貴様、5倍の意味を知らんな? 暁は今赤字の状態だ!(怒)」


給料だけで完全に破産してしまう。


「な…、なあ、サソリ。3週間のところを、せめて3日に…(汗)」


サソリは自分の耳に手をつけてわざとらしく聞き返す。


「なに?「3年に延ばしてほしい」?」

「3週間で結構です!!(汗)」


飛段は即座に土下座した。

デイダラはサソリの後ろで気の毒そうな顔をしている。


「哀れ…(汗)」


飛段の酷な罰ゲームの始まり。





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