銀魂小説置き場

□想い添歌
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「ハァ..ハァ..ハァっ」

逃げなければ真選組から。

くそ、こうなるのだったら「」と行動共にしとくんだった。

まぁ、今頃思ったってしょうもない。

今は追ってから逃げることが先決だ。

でも足は怪我をしていて長くは保たない。

どうすんだ俺。

「くっ...ハァ..」

「いたぞ!!!囲め!!!!」

くそっ、あんな人数に囲まれたら終わりだ。

必死に足を進めるだけど貧血で身体が思うように動かない。

っ、囲まれた。

隊士たちの間を掻き分け鬼の副長が俺の前に立つ。

「高杉、これでお前も終わりだな」

「ふっ、ククッ、終わりだァ?バカ言ってんじゃねーよ、俺は戦えるぜ?」

「強がるなよ、高杉、てめー歩くのもままならねーのに戦えるだ?はっ、笑わせんじゃねーよ」

はっきり言って図星だ。

今の俺では戦えない。

『大将さん、本当に危なくなったら俺の名前を大きな声で呼べよ、直ぐに駆けつけてやるから』

「スゥー」

お前に助け求めんの癪に触るけど我慢してやらぁ!!

「銀時ぃぃぃぃ!!!!!!!」

めーいっぱいの声を張り上げ銀時の名前を呼ぶ

「はーい、大将さんお呼びでしょーか?」

銀時はいつの間にか俺の後ろに立っていて土方に剣を向けている。

「お呼びみ決まってんだろ?おせーんだよ銀時の癖に。」

「ふっ..

で、鬼の副長さんよぉ、うちの大将になんか用ですかコノヤロー」

銀時は言葉を言い終わると同時に煙玉を投げ刀をしまい俺を抱き上げ逃げていく




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