+++ story @S +++

□ちっさい子
1ページ/2ページ


「ぺーたーんっ!!」

んっ?んんっ?
え?俺に向かって突進してきて、今俺の腕の中に居るこのちっさい子は誰?
ってかまーたんは?まーたんはこの子に気付かなかったの?
あ、まーたんの知り合いの子?

「だ、誰…?」
「まさと…」
「ま、まーたん?!」



 「「「はっ?!」」」

武瑠くんとちゆ君、ゆじさんは俺の家に入った瞬間、凍りついた。
あ、違う。
まーたんを見た瞬間、凍りついた。

「だ、誰…(・0・;;)」

武瑠くんが恐る恐る聞いてくる。
そう、皆の視線の先にはまーたん。

「俺だよ!!俺!!まさと!!」
 「「「はぁっ?!」」」

「わかんない。朝起きたらこーなってて…」
「で、俺もどうしたらいいか分かんないから、皆に助けを求めたんだけど…」

結局解決策は見つからず…
「ま、しばらくすれば元に戻るでしょ。」
というゆじさんの意見に皆仕方なく同意。
そしたら…

「ぺーさん、お腹空いたーっ」
ってまーたんが言うからしょうがなくオムライス作って(ちゃんと全員分ね?)、食べさせたら、
「…溢した。」
「あーもう、気をつけてね?ちょっと、動かないで?今布巾持ってくるからね?」
食い溢したオムライスがテーブル、床に散乱…

「うわーんっ痛いーっ!!」
ちょっと眼を放した隙にまーたんの部屋の方からすごい音とともにまーたんの泣き声。
「あーあーあー、もお…大丈夫?怪我は?何取りたかったの?」
大量の本の下敷きになってるまーたん…

「おやつーっ」
昨日まーたんが自分で買ってきてたシュークリームをあげれば、
「べたべたぁー」
「口の周りクリームだらけだよ!!あぁ!!クリーム落ちる!!あー服までぐちゃぐちゃ…」
口の周りだけじゃなくて服までクリームまみれ…

なんで皆は助けてくれないの?!
皆はソファに座って俺とまーたんのおいかけっこをただただ哀れむように見てる。←

まーたんは、ガラスのコップ2つ、お皿1枚割った。
おまけにまーたんは足に3つ、腕に1つ痣を作って、手も割れたガラスの破片でちょっと切っちゃってた。

「眠い…」
「お昼寝する?(これでやっと落ち着く!!)」
「ん…、でもぺーさんがおやすみのちゅーしてくれなきゃ寝れない…(+上目使い)」

可愛い…///

「ん、ちゅー。」

可愛い可愛いまーたんに触れるだけのちゅーをすれば(もちろん皆の前でね?)、まーたんは嬉しそうに微笑んで自分の部屋に戻って行った。

「みんなぁ…」

もう、疲れすぎてへとへとなんですけど…
皆にすがるような視線を向ければ…

ちゅ…くちゅ…ンっ……はぅ…///

っ煤I!
え?なんで?なんで武瑠くんとちゆ君キスしてんの?しかもディープ!!←
え、俺達の見て我慢できなくなったの?!←
ゆじさん止めようよ!!
そんなニヤニヤしてないで止めようよ!!

はぁ…
いろいろあり過ぎて疲れる…

俺もいつの間にかテーブルに突っ伏して眠っていた。










「ぺーさーんっ!!」

勢いよく開いたリビングのドアと共にまーたんのおっきな声。
寝ぼけたまま振り向けばそこには元に戻ったまーたんと、

…小さくなった武瑠くん、ちゆ君、ゆじさんが………。
絶対面倒見ないからね?!



.
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ