+++ story @S +++
□ちっさい子
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「ぺーたーんっ!!」
んっ?んんっ?
え?俺に向かって突進してきて、今俺の腕の中に居るこのちっさい子は誰?
ってかまーたんは?まーたんはこの子に気付かなかったの?
あ、まーたんの知り合いの子?
「だ、誰…?」
「まさと…」
「ま、まーたん?!」
「「「はっ?!」」」
武瑠くんとちゆ君、ゆじさんは俺の家に入った瞬間、凍りついた。
あ、違う。
まーたんを見た瞬間、凍りついた。
「だ、誰…(・0・;;)」
武瑠くんが恐る恐る聞いてくる。
そう、皆の視線の先にはまーたん。
「俺だよ!!俺!!まさと!!」
「「「はぁっ?!」」」
「わかんない。朝起きたらこーなってて…」
「で、俺もどうしたらいいか分かんないから、皆に助けを求めたんだけど…」
結局解決策は見つからず…
「ま、しばらくすれば元に戻るでしょ。」
というゆじさんの意見に皆仕方なく同意。
そしたら…
「ぺーさん、お腹空いたーっ」
ってまーたんが言うからしょうがなくオムライス作って(ちゃんと全員分ね?)、食べさせたら、
「…溢した。」
「あーもう、気をつけてね?ちょっと、動かないで?今布巾持ってくるからね?」
食い溢したオムライスがテーブル、床に散乱…
「うわーんっ痛いーっ!!」
ちょっと眼を放した隙にまーたんの部屋の方からすごい音とともにまーたんの泣き声。
「あーあーあー、もお…大丈夫?怪我は?何取りたかったの?」
大量の本の下敷きになってるまーたん…
「おやつーっ」
昨日まーたんが自分で買ってきてたシュークリームをあげれば、
「べたべたぁー」
「口の周りクリームだらけだよ!!あぁ!!クリーム落ちる!!あー服までぐちゃぐちゃ…」
口の周りだけじゃなくて服までクリームまみれ…
なんで皆は助けてくれないの?!
皆はソファに座って俺とまーたんのおいかけっこをただただ哀れむように見てる。←
まーたんは、ガラスのコップ2つ、お皿1枚割った。
おまけにまーたんは足に3つ、腕に1つ痣を作って、手も割れたガラスの破片でちょっと切っちゃってた。
「眠い…」
「お昼寝する?(これでやっと落ち着く!!)」
「ん…、でもぺーさんがおやすみのちゅーしてくれなきゃ寝れない…(+上目使い)」
可愛い…///
「ん、ちゅー。」
可愛い可愛いまーたんに触れるだけのちゅーをすれば(もちろん皆の前でね?)、まーたんは嬉しそうに微笑んで自分の部屋に戻って行った。
「みんなぁ…」
もう、疲れすぎてへとへとなんですけど…
皆にすがるような視線を向ければ…
ちゅ…くちゅ…ンっ……はぅ…///
っ煤I!
え?なんで?なんで武瑠くんとちゆ君キスしてんの?しかもディープ!!←
え、俺達の見て我慢できなくなったの?!←
ゆじさん止めようよ!!
そんなニヤニヤしてないで止めようよ!!
はぁ…
いろいろあり過ぎて疲れる…
俺もいつの間にかテーブルに突っ伏して眠っていた。
「ぺーさーんっ!!」
勢いよく開いたリビングのドアと共にまーたんのおっきな声。
寝ぼけたまま振り向けばそこには元に戻ったまーたんと、
…小さくなった武瑠くん、ちゆ君、ゆじさんが………。
絶対面倒見ないからね?!
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