+++ story @S +++

□夢の中で
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すーすーって可愛い寝息が聞こえる。
時計を見ればもう夜中の2時。
そりゃあんだけ騒げば疲れるわ。

仕事が終わって「明日はオフだからちゆ君家泊まる」って言って武瑠が俺の車に乗ったのはたった10分前。

家まではもう少しかかるからそのまま寝かしとこ。

武瑠と付き合い始めてからいろんな事あったから寝顔なんて何度も見てるけど、やっぱ可愛い。

武瑠にはびっくりさせられてばっか。
告白だってメンバーの前で堂々とされたし。
バレンタインのチョコも何故かメンバーの前で渡された。
おそろいのストラップも渡されて、こないだは二人で夜景も見に行った。

ん…?
付き合い始めたんて何日やったかな…
もう結構経つんちゃう?
丁度信号が赤になったから携帯でスケジュール帳を出す。

もう2週間は絶対に経っとるから2月の…
あった、ちゃんと記念日マークついとるねん。
武瑠が俺の携帯勝手にいじってつけたマーク。

記念日は2月10日か。
…ん?
昨日、SuGの日やったから3月9日やんなぁ。


………っ!!


今日記念日なんか!!
やから武瑠、うち来る言うたんか!!

……………まじ可愛い\(・ω・)/


「……ゅ…」

一人でニヤついとったら助手席の武瑠が何か言った。

「武瑠?」
武瑠を見ればまだ寝てる。
寝言か。
そう思って再び運転に集中しようとしたらまた武瑠が何か言った。

「ち、ゅ……き…」

俺の名前呼んだ( ´ΨΨ`)///

「ちゆ…け、き……」

何や…?
けき…?

「ちゆ、けーき…」

ケーキか。
記念日やもんな。

「よし、今日の夜はケーキ買ってきて二人で食べよな?」

寝言だって分かってるけど俺は武瑠に向かって答えた。
すると、

「ちょこのやつ…」

武瑠から返事が返ってきた。
武瑠の方を見れば、武瑠はまだ寝てる。

ふ、可愛い。

「ん、チョコのやつな?一緒に買いに行こや?」

武瑠が笑ったような気がした。





→あとがきという反省会。
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