+++ story @v +++

□傷と雨
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なぁ、お前にとって俺はどんな存在なんだよ。

「ゆー。」

ソファに寝転んでテレビを見ているゆーとベッドの上で雑誌を読んでいる俺。
なんら変哲も無い普段の光景。

ただ、気になることがひとつあった。

「んー?」
「お前それどーした?」
「どれ…?」

ゆーが起き上がって俺の方を振り向いた。

「左腕の傷。」

ゆーの左腕には昨日の夜中帰ってきたときから引っかかれたような傷があった。



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