×ガゼル(風介)

□豪炎寺
1ページ/1ページ


・ぐだぐだ
・豪涼



「あれが…豪炎寺」

初めて見たのはずいぶん前だが、その時から南雲と同じ炎の技なのに彼の炎は輝いて見えた

「凄いだろ?アイツが居たから今の雷門があるんだぜ」

隣でシュート練習を見ていた風丸が、そう言ってきた
納得出来る
あんなシュートが打てるストライカーなんて、めったに見ない(いや、見た事がない)

「涼野ー!南雲ー!お前らも練習付き合えよー!」

さっきまで豪炎寺のシュートを受けてた円堂が私達にそう呼び掛けた

「行って来いよ涼野」

風丸が背中を押してくれなくとも行くつもりだったが…
特に急ぐでもなく歩いてゴール前まで向かってると

「豪炎寺よりスッゲェシュート打ってやるぜ!」

「そう来なくっちゃ!こい!」

先にゴール前に居た南雲が円堂にそう言って円堂も返す。同じ炎のストライカーでも、こうも違うのかと少し南雲に呆れた

「アトミックフレア!」




「凄いな、南雲のシュート」

突然の横からの声に驚いた、いやそれだけじゃない。話掛けてきたのが、雷門に引き抜かれてから1度も話した事が無かった豪炎寺だったから余計にびっくりしたのかもしれない

「南雲の…どこが?」

「オレとはまた違う…その良さがある」

よく分からない
でも私は

「私は…豪炎寺のシュートの方がまだ、キレがある。格好いいと思う」

そう述べると
普段あまり表情を変えない豪炎寺が目を丸くした
何か変な事言ったかと思い、豪炎寺を見ると

「涼野は可愛いんだな」

と、頭を撫でられた
反則だ
初めて見たぞ、そんな笑顔。
男でも見とれてしまう、試合中だけ格好いい訳じゃないんだなとか
意味のわからない感情と、頭の中で消えないさっきの笑顔で
胸がどきどきして、煩い

豪炎寺に触れられた頭から、熱くなって溶けるんじゃないかってくらい
でもそれが心地いい
ああ、この気持ちは確か

「豪炎寺、好きだ」

「…オレも、」

「本気か?男だぞ?」

「涼野だってオレでいいのか?」

「私はずいぶん前から君が頭から離れないんだ」

「同じだな。」


お互い一目惚れなのか…
そんな事がある物なんだな、なんて思ってると

「練習中なんだけど、」

突然視界に入った南雲
忘れてた
そういえばそうだったと、特に恥ずかしいわけでもないから
また後でと短く豪炎寺に言って、シュート練習を再開した










−−−−−−−−−
豪涼は周り関係なくいちゃいちゃしてたらいいと思いますバカップル万歳

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ