他カプ

□リュヒロ
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「ヒーロト」

「リュウジ?…何か用かい?」

読んでいた本を閉じて、顔を上げる。
お日さま園に居た頃から、見慣れた顔だけど今は少し違う気がするのはきっと、オレとリュウジの関係が変わったからだと思う

「ううん、用って程じゃあないな。それともヒロトは用がなきゃオレが話掛けちゃいけないと?」

エイリア学園として、世間を騒がせていた頃は
地位みたいなのがあって、オレよりリュウジはだいぶ下だったモノだからこんな風に話なんて出来なかった

「そんな事ないさ…、用何て無くたって、どんな話だって聞くよ、オレは」

リュウジに向かって微笑むと

「ホント、最近は優しく笑うようになったね」

何て言われて

「リュウジだって、そうじゃないか」

と、またクスリと笑いそう返した

「エイリアじゃあオレの方が下だったから…こうはいかなかった」

「そんなに会う事も、無かったしね」

「…ヒロト、」

「なに?」

「大好き」

「うん、」

ぎゅうっと抱き締めてきたリュウジの背中に手を回して、「オレも」と言うと

「初めて告白した時も、ヒロトはオレもって言ったね」

「そう言えば…」

「ねぇ、好きって言って?」

「…っ!」

恥ずかしくて、あの時…告白された時言わなかった言葉。
たった2文字なのに、こんなに勇気がいるんだって、初めて少女マンガのヒロインの気持ちが分かったきがする

「ヒーロト、」

「ねぇ」と、急かすリュウジ
正面から抱き締めてられてるから、顔、見えない今がチャンスかもしれない…って思って

「……好きだよ」

ってスッゴく小さい声で言ったら、

「上出来」

って少し上から目線で言われて、ムッとしたけど
すぐに唇を塞がれて、

「大好き」

ってとびっきりの笑顔で言われたもんだから
あぁ、叶わないなぁ…この顔には
エイリア学園では、会う事も無くて、お互い忘れかけてた温もりが伝わってくる様で…
きっとオレたちはもう離れる事なんか無いって思って
凄く幸せな気持ちになれたんだ


(一緒に世界に行こうね、ヒロト)

(あぁ!今度こそ、一緒に楽しいサッカーをしよう!)




end
−−−−−−−−
初・リュウジ×ヒロト!
グダグダ\(^q^)/
2人共いろいろ初めてで…性格が掴めてないorz

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