バンガゼ

□負けて、
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・バンガゼ+神
・韓国戦後




「負けた」

「また、負けたな」

「流石は円堂くん…なんて」

言ってられない
一体全体どうしたら

「どうしたら円堂守に勝てるんだ」


ボソッと呟いた一言に2人がまた頭を抱えた

「僕は3度も」

「…私は2度?」

「オレは今回だけ?」

カオスの時は試合が中断されたんだ
続いてたら負けてたかもしれないが勝っていたかもしれない

「もう打倒円堂諦めて結婚しようぜ風介」

「死ね頭パーン」

「ふられたね」

「うっせぇよ」

悔しい悔しい
皆がそう思ってる
世界に向けて、何度も戦ってきた敵に向けて今度こそ
勝つ
その為に毎日特訓を重ねて
技を磨いてきたのに

負けた

自分達は、自分は、彼には勝てないのではないかと
そう思った
悔しさか、自分の弱さか

「っ……」

「風介?」

「涼野くん?」

ああダメだ
アフロディの方がつらいだろうに

「…風介、」

優しい手つきで背中を撫でる晴矢の手がやたら大きく感じてまた涙が出た

「今だけ目ぇ瞑っててやるからよ、胸貸してやろうか」

何時もなら憎まれ口叩いてはねのける所を
目を瞑っててくれるらしいからとりあえず借りとく事にした
今は人の体温がすごく心地いい

「南雲くん、僕も胸借りていいかな?」

「ばぁか、オレの胸は風介専用」

「ははっ、やっぱり」

「なぁ、風介、アフロディ」

「なあに?」

「今度こそ…絶対に」



勝とうな!



(当然だよ、ね?涼野くん)

(当たり前だ、ばか晴矢)




end
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いつかこの3人が円堂達に勝てる日が来ると信じてます←

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