×ガゼル(風介)

□吹→風←晴
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続き





「風介、何それ」

「吹雪士郎に貰った」

「…へぇ、見せて」

「ん」


散歩だとか言ってふらふら出て行った風介が帰って来たと思ったら、手には紙切れ
いったい何なのかと見せてもらうとアドレスと電話番号が書いてある
………吹雪士郎に貰ったって言ってたな

「没収」

「…はぁ?」

「どうせいらないだろ」

「それは貴様が決める事じゃないだろう」

ムカつく。
吹雪士郎が風介に好意寄せてるの知っててコレ貰って帰ってきたのかは知らねぇけど…
完全に吹雪(略)の方は風介狙ってるんだ。
返す訳にはいかねぇ


「晴矢、それは私のだ」

「没収だっつてんだろ!」

「何故だ」

「吹雪士郎が風介狙ってるから!コレ貰う時何かされたか?」

「狙って………貴様に言わなきゃならない事じゃないだろう!」

「言わなきゃ返さない」

「………キスされた」

素直だな、そんなに返して欲しいのか………
ちょっとまて、

「唇に?」

「唇に」

「なっ!何されてんだ!!」

「突然大声だすな!」

何をサラッと言ってんだコイツ…!
もしかして風介も吹雪に気があるのか…?
いやいや許すわけにはいかねぇよ
こちとら何年風介好きで居ると思ってんだ!

「さぁ返せはるっ……!」

伸ばしてきた腕を一気に引いて、そのまま唇を重ねてやった

「はっ!……んん…」

テレビとかで見た感じで舌ねじ込んでみたりして…。

「っぷは…はるやっ…」

やっぱ可愛い……
パッと出の吹雪士郎なんかにやってたまるか

「好きだ風介」

「っー!…何言って」


ポケットから携帯を取り出して、風介から没収した紙切れを見ながら吹雪士郎に電話する
しばらく電子音が流れて吹雪が出た

『もしもし?』

「吹雪士郎!てめぇに風介はわたさねぇ!!」

それだけ言ってブチ切りしてやると風介がぽかんとした顔で俺を見上げてやがる

「晴矢…貴様、」

バチンッと乾いた音が響いて目の前が一瞬クラッシュする
っ!痛ぇ!コイツ思いっ切りほっぺ叩きやがった
その衝撃で紙切れを落としてしまって、それを風介が拾う

「勝手な事をするな!言うな!」

そう言って去ってった

「…何だってんだよ、」

ったく……

吹雪士郎、要注意人物だな





(今の南雲くんかな…、この程度で僕が諦めるとでも思ってるのかな?)

(吹雪ー!出発するぞー!)

(あ、わかったよキャプテン!今いく)



−−−−−−−−−
無駄に続いた^q^
気分が乗れば
更に続くかも←

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