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「少将」


ゆったりとしたスピードで細身の海兵が近づいてくる

バックミュージックには、大将に加えて少将までー!というしたっぱ海賊の悲鳴


いやいや、この近づいてくる海兵もコート羽織ってないけど中佐だからね
ついでに言うと私の補佐官だからね
もっとついでに言うと、こいつ昇進蹴ってなければ少将でもおかしくないからね


肩にまわされた腕には正義のコート
あ、こいつ、自分のコートを私にかけたからコート羽織ってないのね納得


「アオさん、なんでコートをかけてくるのかなぁ
私、休暇中だよ」


「だって少将
そんな薄着じゃお腹冷やしちゃいますよ
あなたはお腹弱いんだから」








お腹壊してることバレてーら







「そういえばアオさん、どうしてここにいるのさー
私の休暇中は青雉さんとこでお手伝いの予定じゃなかったっけ?」



「大将はお昼寝中で暇でしたし、なにより此処にくれば大好きな少将に会えそうな気がしてたもので」







「・・・アオさん、
やっぱりアオさん大好きー!
こんなに素敵なお兄ちゃんを持って私は幸せだ!」


「少し意味が違いますけどね」
感動のあまり勢いよく抱きついた私を容易く抱き止めるこの方は幼なじみでもあります。本当に大好きなお兄ちゃんです。過保護だけど








「あー、お二人さーん

そろそろいいかなー?」





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