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□はぶあないすうぃーくえんど!
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「なぁマチ、姫は俺のこと好きなんじゃないか?
彼女がいると寂しかったとか、彼女がいる間は連絡とれなくなるのは嫉妬か!」


急用だと呼び出されて言われたのは幼馴染みのあの子のことで
正直に言えば勘弁してくれと言いたかった
そんなことは本人に聞けば良いだろうに

「本人に聞けるならとうに聞いているさ」

がっくりとうなだれる団長は、普段の彼からは想像ができない姿だ
どんな相手と対峙しても動揺せずに冷静に淡々と仕事をこなす団長はどこへ行った

普段オールバックでまとめられた髪が下ろされて額の逆十字は包帯で隠されている
冷たい印象の団長ではなく、好青年の出で立ちで余計に情けない姿が際立つ
実は別人なんじゃないかと目の前の美青年を改めて観察する
・・・残念なことに本人の可能性が高い




「いつも女口説くときのように聞けばいいだろ」

「姫相手に恥ずかしくて言えるか」

突っ込みどころが満載すぎて、どうしたらいいのだろう
恥ずかしいって!恥ずかしいって!
「団長、いつもの彼女たちはどうやって作ってんだよ」

「体の相性が良いと定期的に会うだろ?そうすると女が付き合おうって言ってくる」



男として最低だ!どうして女切らさないんだよ、この野郎
「自分から言ったことはないと?」

「そういえば、そうだな
思わせ振りな態度とれば大抵オチる」




女の敵だ




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