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□はぶあないすでい!
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朝起きたらクロロの家でした

手と足は縛られてベッドの上に転がされてました

「姫起きたか」
「ま、またかぁぁぁぁぁ!」
「人の家で朝からうるさいやつだな」
「好きでここにいるんじゃねぇぇぇぇぇ!」
「お前、叫ぶの好きだな」
「く、クロロの馬鹿ぁぁぁぁぁ!」
「はいはい分かったから、朝食は?」
「食べるからこれ外して」
「やだよ」
「食べれないじゃん」
「お前逃げるじゃん」
「逃げないよ」
「行方眩ませるし」
「今度から連絡いれるようにする」
「また引っ越して痕跡消すだろ」
そうなのだ、常にどこにいるのかバレないために引っ越ししては痕跡を消して、引っ越してを繰り返している

「だったら拉致るのやめろよ」
「じゃあ逃げるのやめろよ」
「クロロは何を企んでいるの」
「昔馴染みを疑うなよ」
「ならほっといてよ」
「やだよ」
「私に構わず彼女とイチャついてなさい」
「常にいたらうざったいだろ」
「なら口説くな」
「俺にも性欲はある」
「最低だ」





「あのね、クロロの彼女に殺されそうになるの、もう嫌なの」
「ああ、キャシーか?ジェシーか?メイか?ジュディ?それ以外はもう忘れたな
お前が殺されたら、きっちりソイツ殺してやるから安心しろ」
「そういう問題じゃない!死にたくないんだって!」



そうなのだ
この目の前の美青年の幼馴染みというポジションの私は、彼にとって面白いオモチャらしい
歴代の彼女さまたちよりも遊んでいた私は、彼女さまにとって許しがたい存在で暗殺されかけること数知れず

私は平和に幸せに普通に過ごしたいだけなのに、だ

最初の頃はそりゃ、友人で幼馴染みのため一緒にいるだけで恋愛感情等ないと説明して回っていた
それでも許せないのだろうか常に暗殺の恐怖に晒されていた


彼女を私に紹介するななんて言ってみれば、たまたま一緒にいるところを目撃され浮気相手扱い
イコール暗殺




いや、本当に美女は怖い
クロロはどうして普通の、それこそ暗殺なんて思い付かないような女性とお付き合いしないのだ!
そうすれば私に被害が来ないはず




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