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「姫少将
貴様、何故かばった!」





私の鳩尾あたりにはサカズキ大将の腕が差し込まれている
マグマ人間と炎人間では圧倒的にマグマが優勢だ
そう判断する前に体が動いていたのだ


「姫!姫!
なんで・・・!」


どうしてかなんて、血を分けた弟の義兄弟ってことは私の兄貴でもあるわけですし
身内には甘いのが世の常なんですよ


そるに彼には兄弟以上の愛情があるけれど、今はまだ考える時ではない
















「貴様、能力を隠して・・」
サカズキ大将が膝から崩れ落ちる音がする
私のお腹にいつまでも腕があるため、力が入らないのだ


真っ青な顔でオロオロする兄弟二人を尻目にどうしたものかと、いかに二人を逃がすか
慎重に行動しなければ






「私は唯一、海に愛された悪魔の実を食べた海人間
能力は効きません
私は海そのものになれるから」


だから、大丈夫
腕が刺さってようが平気だよ
自然系の能力者なら分かるよね?









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