09/27の日記

23:24
家令
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選挙戦を前に、一族の有力者と戦うのは勇気がいったことだろう。

「人生を賭けたよ。だが、その価値はあった」

主人の声には以前とはちがう堂々としたものがある。

「裸一貫でも、嫌がらせされても立候補してやるつもりだった。なにもこわくないさ。スタンだけはぼくを見限らない。スタンがいれば、たとえ一族を放り出されても、楽しくやれるからな」

すると、叔父のほうが折れたのだという。めでたしめでたしだ。

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