09/26の日記
23:23
家令
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ドムスを出た後、わたしは主人に確認の電話を入れた。主人は盗聴は問題なかった、といったが、それ以上のことは語らなかった。
以来、犬のことで相談してくることもなかった。
ひと月ほどたった時、ようやく主人が連絡してきた。
「スタンを外に出すので手続きしてくれ」
主人の声は明るかった。
「これから選挙戦だ。彼がいれば勇気凛々さ」
叔父の件はどうしたのだろう。
「叔父さんと戦ったよ」
彼が自分から言った。
「スタンはおれのパートナーだ。手をだしたら殺すって」
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