09/23の日記

23:21
家令
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公開の日が近くなると、さすがにスタンも怯えた。ヴィラにはさまざまな客がいる。

ハムはほとんど暴力を使わなかったが、客はそういうわけにはいかない。

狂ったサディストの客に買われたらと思うと、胃がちぢんでものが食べられなかったという。

「でも、ハムが一枚の写真を見せてくれたんです」

見ますか、と彼は唐突に席をたった。戻ってきて、わたしに一枚の写真を手渡した。

胸に迫る写真だった。それは瓦礫の風景だった。

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