09/21の日記

23:20
家令
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スタンは気恥ずかしそうに笑った。

「今思えば、誰にも当てはまるような言葉だったような気がしますが、あの時、ぼくはガツンときちゃって。

なんか、彼がぼくをずっと見ていて、ぼくの苦労を認めてくれたような気がして、うれしくて泣けて――信じてしまったんです。ぼくはじつはいいやつだったんだって」

それで、だいぶ救われた気がしたらしい。

すると、不思議なことが起きた。アクトーレスだけでなく、ほかの客までが褒めだしたという。

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