09/19の日記

23:19
家令
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自信を喪失しきっている時に、スタンはミッレペダに捕らわれた。

そして荒み、渇ききった心に毎日降り注ぐように、賞賛の言葉を浴びせられたという。

最初は、女でもあるまいし、と不気味に思っていたスタンも、次第にその作用を受けるようになった。

「セクシーとか、素敵だとか、そういう言葉もあるんですが、ハムがよく言ってくれたのは、いいやつだ、って。頼りになる男だ、ひとを幸せにしてくれるやつだ――って。ぼくはある時、それがたまらなく腹立たしくて、癇癪をおこしたんです」

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