セクシー山賊と犬の王

□冒険編
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礫のような罵倒が飛んだ。
ハルキは笑った。

「殺してはならぬ。これは皆のかわゆいメイドぞ。少々根性がねじまがっておるゆえ、皆でこれを躾てやるのじゃ。みよ」

兵士らが暴れるからだを前に突き出し、その逞しい太腿をひらく。

ペニスが民衆の前に露出された。その腹は美々しい体躯に似合わず、異様にふくれあがっている。

「このようにここのしまりが――」

ハルキは口のなかで呪文をとなえた。ロレンツォが悲鳴をあげた。

「やめよ!」

するとペニスがポットの口のように跳ね上がり、そこから白い液が弧をえがいて飛び出した。

「あ、アアッ、や、やめ、アアッ!」

ひと晩抱かれぬき、腹のなかにたまりつづけた精液と大量の尿が勢いよく跳び出て行く。
民衆はあぜんと王を見つめた。

王が小児のように裸の股をひらいていた。そこからはとうとうと小便を流しつづけている。小便をもらしつつ、もがき、わめいていた。

「放せ、無礼者、放せ! アひッ、ヒイッ、見るな。見るでない! 下郎ども、下がれ――」

どこかで小さな笑いが起こった。やがてそれはさざなみのように全体に広がり、庭を揺るがすほどの爆笑に変わった。

ハルキは上機嫌に言った。

「このようにちょいとしまりのないメイドじゃ。みなで躾けてやろうではないか。いかがじゃ」

民は笑い、同意した。




扉が大きくひらかれた。
ハルキは引き綱をとり、かるく前へとうながした。

「では、まいろうか」

ロレンツォはぼうぜんとその光を見た。彼はハルキの足元に手足をついていた。全裸であった。分厚い革の首輪をつけられ、鎖を引かれていた。

首が引っ張られる。手足をよたよたと動かす。夢のなかをすすむがごとく、力が入らない。

廷臣たちが見ていた。その視線を感じて、ロレンツォは奇怪に変えられた自分の姿をおもいだした。

手をついて歩くと、胸ににぶい痛みが揺れる。胸にはひとの頭ほどもあろう大きな乳房がふたつ下がっていた。
黒犬のエリックの注文だった。

――出産の時には世話になりましたんでね。

尻の穴が大気に触れて冷たい。粘液がしたたり、太ももをつたうのがわかる。

――いちいち何か塗るヒマもなかろうから。

レガテスという酒場の親父の発案だった。女のそれと同じように発情するとやわらぎ、粘液が染み出るという。

しかし、ロレンツォのからだはなぜか絶えず、粘液を染み出させつづけた。信じがたい事態に茫然としていたが、ペニスは浮き上がって腹についている。

「……」

ふりかえり、ハルキが見ていた。金色の鞭がやわらかく振れ、尻に触れた。

ロレンツォは目をとじた。尻のなかから、熱い欲望のうねりが波打つ。尻穴からとろとろと粘液がこぼれおちた。

ロレンツォは犬のように喘いだ。主人の足にしたがい、悪夢のなかへと踏み出していった。






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